Sunday, May 27, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・355日] バースデーケーキ

もう一人の老頭子、奥さんが子供の元、カナダへと去って久しい。家に戻っても、ガランとした部屋に一人、退屈になるのだろう、私をしばしば引っ張り出す。近くのコーヒーショップで雑談、二時間、のんびりと過ごすのがこのところ多い。麗江の若造がやってきては、また三人で会社内部の話し、仕事のやりくり、恨み辛みを語り続ける・・・

Wednesday, May 23, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・351日] 池の鯉

池の鯉、池から出られない鯉、とらわれの身、逃げ場のない鯉、これは比喩で語っているのではなく、池の鯉は池から出られない。本当の話・・・

Tuesday, May 22, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・350日] 365天

ボスの口癖、「私は365日(中文で365天という)働いておる。君たちも私同様働くのだ。それだけの金額を払っておるのだぞ」。私は密かに口ごもって答える。「私は385天です」。食事中でも、便所のなかでも、厨房に立っていても、夢のなかでもアイデアを練っているのだ。ボスよりは時間を有効に使っているのだ、と小さくささやく・・・

Sunday, May 20, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・348日] 部屋探し

ここ二週間、週末は部屋探しだ。一年目の更新を前に、さてどうするか、簡素で上質な部屋を棄て、ごく普通で安い部屋に移るか、思案投げ首である。家賃を知る人の多くは、一応に「高すぎる!」という。はたしてそうなのだろうか・・・

Saturday, May 19, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・347日] えー辞令?

昨日、二人の方から電話をいただいた。「恭喜恭喜!」(おめでとうございます!)と。なんのことやらと思いきや、食いっぱぐれがなくなったですね、ということらしい。この会社での仕事をあと一年延長しますか?の書類にサインしたことで、董事会の議題の一つ、人事の案件に上がっているという。私にはおめでたいことなのかどうか判断に苦しむ・・・

Wednesday, May 16, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・344日] 廈門梅雨入りか・・・

この会社に来てからあとひとつきで一年をむかえる。早かったような長かったような。なにしろいろいろなことを体験した一年である。昼前、管理部の人間が、契約の更新をするかどうか、更新手続き用紙を持ってきた。以前はそんな手続きなぞしなかったぞ、と思うもどうも解せない。今更なんなのだ。まあいいか、あと一年東アジアの旅を楽しんでみよう。その先のことはまた一年先に考えることにすればいいさ・・・

Thursday, May 10, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・338日] "老頭子"の友ー元秘書

こちらに来た当初、私に秘書がついた。一見して田舎出の女の子という印象だった。秘書とは名ばかりで、業務日誌すらつくれない。雑用係といってよかった。ある時、何かの拍子に彼女の対応に強く心を打たれた。部屋に通し、将来何をしていきたいのか聞いてみた。返事は当たり障りのない、要領を得ないものだった。それでも何か支援してあげようではないかと考えてみた・・・

Wednesday, May 09, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・337日] "老頭子"の友ー麗江の若造

私の仕事上のポジションは設計総監。私には何を意味しているのかよく分からない。どうやら設計の専門職ということらしい。言葉が不自由だ、中文の読み書きがままならない、などの理由からか、いわゆるマネージャという立場には立てないらしい。私はそれで満足しているのだが、昨年一緒に来た連中は総経理や副総経理などの肩書きを持ち、会社の経営会議に参加している・・・

Tuesday, May 08, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・336日] "老頭子"の友ーII

・・・そう、このブログに登場する方々の多くが女性、彼はその件をさして発言したようだ。そういえばそうだな。そこで男性に登場していただくことにした。

いつも話題にされるボスや元ボスや老頭子や麗江の若造以外にも、男性の知り合いはいるのである。例えばこんな方はいかがだろうか・・・

Monday, May 07, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・335日] "老頭子"の友

"老頭子"は「クソジジイ」と訳すのが最適かと思ったのだが、これは何やらの禁止用語に該当するのだろうか。してもしなくても「クソジジイ」は響がいい。中国語の辞書でも、年老いたご亭主を、伴侶が"老頭子"と呼ぶと記されていた。日本でも同様な気がしたのだが・・・

Sunday, May 06, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・334日] Skypeの友

・・・中国人は「交流」が生き甲斐の方々である。何がなくとも人と人。コネクションの世界である。仕事中であろうと、彼らの交流はインターネット上で万端行われている。利用しているのはMSMessenger、こちらでQQ、手が空けば誰かとチャットしている。以前私もしばらくかよったホテルの事務所では、あまりにもQQでの井戸端会議がひどすぎるということで、元ボスがインターネット接続を切ってしまった・・・

Saturday, May 05, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・333日] ”抗日”の友

眼鏡屋からいただいたティッシュ。懐かしい人民軍の挿絵、宣伝ビラを配る少女の腕に赤い布、たくましい男性がかざす本には眼鏡屋の名前とマスコットボーイの画、背景にでかく真っ赤な太陽が。

Friday, May 04, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・332日] いじりたおす

おっと、余計なことをしていたらblog更新が翌日の日付になってしまいそう。で急遽キーボードを叩き始めた次第です。余計なこととは、こちらで使っている携帯電話をいじっていたこと。携帯電話に届くメールはパソコンに保存できないらしい。いや私にはできない。できるのかもしれないが、一件一件ブルーツースでおくったり、なにやらかんやら。面倒くさい・・・

Thursday, May 03, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・331日] 夏の陽光

口悪しき日本の友人からメールが届いた。「ソチラにはゴールデンウィーク何てものは無いんだわネ~?」。ところがしっかりあるのです。その名も「黄金週」。こちらに来て、この黄金週で、国の指定した休日すべてを体験したことになる。「国慶節」、「春節」、どれもほぼ一週間の休み、そして私はすべてこの地で、それもどこかに出かけるわけでもなく、ただただのんべんだらりんと時間を浪費した・・・

Wednesday, May 02, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・330日] 気がつけば運転手が

先日のblogで追われた運転手と記した。昨日、その運転手とばったり顔を合わせた。時は昼飯時、労働節の休みを誰からも相手にされずにいる老頭子二人、連絡を取り合って羊肉麺を食しながら、例のごとく会社のあれこれについて話し合っていた。とそこに例の運転手が声を掛けてきた・・・

Tuesday, May 01, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・329日] 気がつけばあとひと月で一年目

住めば都とはよく言ったものだ。昨年の六月八日にこちらにやってきてからまもなく一年を迎える。一年前、千葉の片田舎で猫と縁側でうたた寝していたことが嘘のようである。今ではしっかり都会生活者になりかわっている。それにしても廈門は過ごしやすい都だ・・・