Tuesday, February 27, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・266日] 思い込み

H.Q.オフィスの庭園、久しぶりに散策してみた。blogネタの写真はないかと目に入ったのが木々の樹幹に塗られた白い色。いつだったか、若き人妻とこの道を歩きながら、この白色の由来について語ったことがある。「・・・ヨーロッパの街灯のない道の並木はみんな白く塗られているんだ。暗いから車が道をそれるのを防止するために・・・」。彼女、素早く返答する。「私知っているんだ、虫が上がってきて木の葉っぱを食べるのを防止するためよ」・・・

Monday, February 26, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・265日] 仕事の話でもしてみよう

・・・除夕の会食が始まる前、裏ボスから声がかかった。企業集団一番の稼ぎ頭、石油化学会社の本社ビル、といっても平屋建で、ここの地方色、台湾と同列の文化風土をもつ特色を表現した、とても長閑なヘッドクォータビル。このビルの中庭を純日本庭園に作り替えたいという。「どうだろう、誰かいないかい」、「庭師ですよね、必要なのは」、「関東風化ね、関西風化ね」。関東だと大文さんに聞いてみよう、関西は西沢門下生が一人いるな」など頭に思い浮かべながら話をしていた。・・・

Sunday, February 25, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・264日] 蓄積疲労

・・・休暇をただただ寝て過ごしている旨、日本の口悪しき人妻にメールした。彼女曰く、「・・・何もしないでむだに過ごしてると、病気になりますョ!・・・」と返信してきた。今思えば、彼女の呪い、いや暗示が私の体を痛めつけたのかもしれない(・・・冗談です)。・・・

Saturday, February 24, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・263日] 自家製米酒を飲する

夕方、中国語の教師が荷物をたくさん抱えてやってきた。里帰りから戻ってきたのだ。荷物のほとんどが地方名産。旨いものなのか疑問の余地あり、とはいえ気持ちが大切である。ありがたく受け取った。これはというのが自家製の酒、米でつくった酒。ペプシのペットボトルの中は薄い黄色をしていた。これで米酒か?と聞くと、ママがつくったのだという・・・

Friday, February 23, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・262日] フェリーの客

久しぶりの太陽、それだけで気分がいい。この五日間、若き人妻の家に夕食を招待された以外、市場への買い物と隣のタバコ屋に足を運んだだけで、外出らしい外出はなかった。今日こそ外に出なくては・・・

Thursday, February 22, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・261日] 寝正月

「新年快楽!」、といえるかどうか、農暦の正月、全くの寝正月、起きて喰らってクソしてまた寝る、腹が空けばあり合わせのものをまた喰らう。端から見ればまあなんと哀れなと思われるに違いない。しかし当の本人、至極満足していた。安定、安静、安逸。この時間がほしかったのだ。これで天候が優れていたらいうことは何もなかった。曇天と小雨、正月四日間の天気である。・・・

Sunday, February 18, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・257日] 私の春節

「新年快楽!」。今日はここ中国、というか全地球上の中国人が口にする日、農暦の元旦、新年元旦である。あいにくの空模様、どんよりとして雨も落ちてきそう。このところのもやもやする仕事で疲れ切った脳細胞を休めるため、ひたすら惰眠をむさぼろうとしたものの、朝から携帯にメールがドサドサと入ってくる。すべてが年賀メール。文面はやたらと難しく、解読不能。美辞麗句が並び立てられている。私は私の新年の感想をそっと送り返した。・・・

Saturday, February 17, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・256日] 除夕

大晦日、今日二月17日が農暦の年越しの日。私がお手伝いしている会社は今日まで仕事をすることになっています。しかし今週の出勤率は日を追うごとに下がっていました。みな帰郷していったのです。今日私の開発部門の出勤者はなんと三人だけであります。ボスの秘書とボスの雑用係と私、仕事が残っていたとはいえ、何か空しいものです。・・・

Friday, February 16, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・255日] 中国服

・・・中国服。正式になんとよぶのかわかりません。あたしには関係ないと勝手に思っていたのとは大違いで、着心地が実にいい。安物であります。しかしすべすべとし、動きやすく、なにより風情がありました。服は見かけによらないものだと、変に感心した次第です。・・・

Thursday, February 15, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・253日] 春ー霞

素直なもので、立春を過ぎた途端空気中に湿気が溜まり始めました。この写真、早朝六時、マンションのバルコニーで写したもの。モヤっております。町中がモヤっています。会社に向かう車のなかからの眺めもモヤっているのです。廈門市は小さな島、周りは海であります。そのモヤも、日が昇るとともにその姿は消え去ります。しかし季節とは興味深いものであります。・・・

Wednesday, February 14, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・252日] 情人節

今日は「情人節」であります。中国語では「バレンタインデー」を「情人節」と呼んでおるのです。では「情人」とはいかなる意味なのか、辞書には「恋人、愛人」とありました。中国中が「情人節」と呼んでおるのですから、「愛人」とはいかなる意味なのか、興味が沸いてきます。・・・

Saturday, February 10, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・248日] 緋牡丹

牡丹は中国の国歌だそうで、では緋牡丹なのか白牡丹なのかは聞きそびれました。私には緋牡丹は日本女性の一つの典型として記憶にありまして、その昔の話になりますが、「緋牡丹博徒」なぞという藤純子主演の東映ヤクザ映画にいたく心打たれた思いがあるのです。ここに載せた写真は中国製煙草。包装にはソフトパックとハードパックとがあり、ソフトパックの背景は赤、真っ赤であります。ハードパックは白、純白であります。・・・

Thursday, February 08, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・246日] 会社とはこんなものなのか

我が社の組織替えは一つの方向へ進んだようだ。あたかも衣替えのようにひとが入れ替わりつつある。立春が過ぎて、気温は急上昇、会社内部の人事も熱を帯びている。方向を私なりに分析してみると、元ボス、いや今のボスが招聘した人間は、トップと実権を握った新任の総経理によって葬り去られようとしているかのようだ。・・・

Tuesday, February 06, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・244日] 中国人になりきれるかな?お嬢さん

・・・週末、湖畔を散歩していたときのこと。三人の女性が地図を片手にきょろきょろしているのが目についた。中年の方、若いが普通の感じの女性、そしてシックに着こなした美形の女性。その美形が私に近づいてきて地図を差し出し尋ねた。「中山路までいきたいのですが、歩いていけますか?」・・・

Monday, February 05, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・243日] 帰郷

私には帰郷の経験がありません。生まれも育ちも東京。小学生の頃、夏休みは何とも切ないひと月でした。仲間たちには田舎というものがあって、小川で泳いだり、魚をすくったり、雑木林で遊んだり、お墓で肝試しをしたり・・・

Sunday, February 04, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・242日] 立春かー・・・

・・・正月はじめに購入した蕾だったXXXX(名前を忘れたー、カスミソウだったっけ)に白い花を咲かせ、すぐ水を切り、逆さづりで乾燥させていたのができあがった。ここでの初めてのドライフラワーであります。白は白、緑は緑で鮮やかです。徐々にですが、部屋に鉢植えや切り花が増えてきています。春の序幕であります。

Saturday, February 03, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・241日] 節分かー・・・

快晴であります。風は冷たいものの、実に爽快であります。バルコニーにて昼食をとりました。日本の勝間にいれば、庭先のデッキテーブルでネココたちと食事を共にしていたことでしょう。春間近のここ廈門の気候、肌にも気持ちいい。そう、今日は節分だそうで、気がつかないでいたところ、口悪き日本の旧友からメールで知らされました。「・・・日本は暖かいような寒いような、です。今日は節分。もう豚年の新年は始まってるの?・・・」。豚年(猪も豚も同類かー)の始まりは二月十八日、まだですが、空気は新年間近を感じさせています。・・・

Friday, February 02, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・240日] 居候と姉貴の誕生祝い

先週、我が家には居候が二人居ついておりました。小夥子 (xiao3 huo3 zi 若い衆 ) であります。でどんな関係で居ついたかというと、我が中国語教師の弟と同学の輩、大学が春節の休みに入り、里に帰る途中、姉貴の手配でやってきたという次第であります。・・・

Thursday, February 01, 2007

A Cup of Asian-Tea: [廈門・239日] こちらは今が忘年会

あいやー、またまたblog更新の間隔が空いてしまいました。今回は仕事仕事に精を出し、疲れてもどって更新もままならなかったというところであります。この間、会社の内紛は一つの方向へと固まりつつあります。我が元ボスでかつ今ボスは零落の一途へと。彼がこの半年間育て上げた一人の男に足踏みされるまでになってしまいました。・・・