Wednesday, December 27, 2006

[廈門・203日] break time

一服、一休み、中断時間。たまには記事無しの一日で・・・

Tuesday, December 26, 2006

[廈門・202日] 池の鯉

今私が通っている会社の庭園、その一角に池あり。池に鯉あり。それもたくさん。水面に浮かぶ餌をすくってはまたすくい、その様いささか会社であがいている我々みたいに見えてくる。イヤになる。今会社が組織替えとかで、老人の首切りが始まっているからだ。まあ一般的にも七十才を超えれば退職してもおかしくない、組織替えを契機に若返りをしようとしているよう。重役三人が旧正月前までに消えていくという話なのだ。・・・

Monday, December 25, 2006

[廈門・201日] 海外の常識・私の非常識

・・・「・・・それにしてもなんかジジむさい生活してますネ!・・・」。ああ私の今の生活状態はそうなのか、イヤだなー、ジジむさい生活なぞ。振り返ってみれば、ここ廈門に足を踏み込んでからのあの三ヶ月間、そのときの出来事と比べてみれば、今の私は、いや新任したみんなが縮こまっていますね。あのときは明日があるような気がしていた。いまあるのは翌日があるという感覚。・・・

Sunday, December 24, 2006

[廈門・200日] 鍋と教会

鍋といっても救世軍の鍋ではありません。火鍋 [ huo3gou1 鍋料理 ] のことです。今日はクリスマスイブで日曜日、どうやら町は若者たちで賑わっているらしいのです。鍋料理でイブを過ごそうという提案が秘書からあり、運転手共々街中に繰り出した光景のことです。早めに店に入り、それでも六分ほど席が埋まっていたものが、帰り際には、店の入り口には列ができておりました。・・・

Saturday, December 23, 2006

[廈門・199日] 湯圓

・・・出勤してみると、一人の秘書嬢がやってきました。「アイヤ!忘れた!湯圓もってくるの!」と一言。聞いてみますと、このあたりでは冬至に湯圓 [ tang1yuan2 ] を食する習慣がまだ残っているのだそうです。日本と同じであります。湯圓は中にあんこの入った餅米でつくる丸いお団子を、煮汁に浮かしたものであります。煮汁にはお砂糖をたっぷり入れるのです。・・・

Friday, December 22, 2006

[廈門・198日] こちらでゼロを持ち歩くと・・・

ゼロ・ハリーバートン。この懐かしいアタッシュケースを今回廈門に持ち込んだ。A3サイズの図面を折らずに納められる。以前日本でよく持ち歩いたものだ。しかし何しろ重いし、満員電車の中で身動きがとりにくい。TUMIのバックも悪くはないが、頑強なものを選んだ。・・・

Thursday, December 21, 2006

[廈門・197日] 龍虎相対する

昨日の続き。日本から戻ってきた元ボス、私に話してくれたこと、「実に気分の悪い旅であった。出かける前に実にイヤな思いをさせられ、私の一番嫌いな人間と共に行動しなければならなかった」、「私も年をとった。四角かった私の心も今では丸く丸くなってしまった」。全く元気がない。それでも視察したホテルの魅力を語り、現在企画中のホテルへ応用した際の金勘定を黒板に書き記し、一泊99元でもとがいくら儲かるかを熱く語ってくれたのである。・・・

Wednesday, December 20, 2006

[廈門・196日] そういえば元ボスは・・・

以前からこのblogに目を通していただいている方には、このところ一人の人間が登場してこないではないかと思われているに違いない。私を廈門に引きずり込んだ張本人、台湾の元ボス。八月初めから高血圧に悩まされ、それでも現場を仕切って開店にまで持っていった男。一体どうしているのか。私もよくわからない。仕事の打ち合わせ、黙礼、簡単な会話を交わすものの、何を考えているのやらさっぱり解らない。今後どんな風に仕事に関わっていくのか聞いてみても、「慢慢来、慢慢来」 [ man4man4lai2 ・ゆっくりゆっくり ] としか言わない。・・・

Tuesday, December 19, 2006

[廈門・195日] 一陽来復

まもなく冬至、一陽来復 [まもなく春がやってくる、運が向いてくる]の日、今が一番苦しいときか。考えてみればそうかもしれない。12月のblogを読み返してみると、なんと登場人物の狭いこと。ほとんどが我が秘書と我が中国語教師との話。なおかつこの二人同一人物とくれば、ほとんど話にならない。あとは秘書嬢を追っかける男の話。それだけ行動範囲が狭かったのだ。・・・

Monday, December 18, 2006

[廈門・194日] だらしのない猫

一瞬日本に戻った際の我が愛猫の寝姿。相変わらずだらしのない格好で惰眠している。こいつは人見知りをする。半年ぶりに顔を合わせると、そそくさと縁の下に逃げ込んでしまった。いっときを過ぎると、他の猫たちが私の周りで和んでいるのを見てか、彼もここに加わってきた。いつまでたっても人見知りが抜けない。翌日にはこれこの通り、縁側のライティングビューローで私がいようが我関せずとこの姿。あきれるやら微笑ましいやら。・・・

Sunday, December 17, 2006

[廈門・193日] パラソルに吊られたサンタ

・・・今日日曜日、久しぶりに快晴、爽やか、家の外に出たくなったのであります。ただ風がいささか冷たい。小雨と曇天の肌寒さ、風邪をひいておりました。昼時、ぶり返さないよう厚着をし、湖畔を歩いてみます。一人イタメシ屋のデッキに。日射しが体を温めてくれます。いつものお嬢さん、「珈琲ですか?」、「エスプレッソ・ダブル」。これも久しぶりに喉を苦みが通る。・・・

Saturday, December 16, 2006

[廈門・192日] これでは多すぎる!

もと運転手が話します。「料理は手間暇かけて食うのは一瞬」。今日は久しぶりに彼が加わった会食。これもひと月以上無沙汰の出来事。料理をするのが好きな我が秘書、週に一度買い出しに出かけると、山のような食材を買い込む。彼女曰く、「これで一週間はだいじょうぶ」。先週も確か同じ口を聞いた気がする。それはそれでいいものの、残った総菜を見て、翌日も翌々日も同じ総菜を口にするのかと、当然のように食傷気味になる。・・・

Friday, December 15, 2006

[廈門・191日] バースデーケーキ

私にも生まれた日がありまして、それが今日なのでありました。11月には元ボスの誕生日をホテルのイタメシ屋で豪勢に開いたのです。しかし私には誰も声がかからず、なんと寂しい誕生日かと思いきや、私のパスポートを管理している我が秘書、しっかり私の誕生日を記憶していてくれました。手配よく、ここでケーキといえばアンデルセン、予約を取っておりました。・・・

Thursday, December 14, 2006

[廈門・190日] 喫煙

本社ビルの回廊の一角、喫煙点とサインが張られたコーナー、昨日自行車が置かれていた場所があります。室内で喫煙ができませんので、ほぼ一時間おきに、アトリウムの下、衆目の集まるなかを歩いて外に出て行くことになります。ほぼ一時間おき、私以外にこれほど頻繁に喫煙所に足を向けるものはいないに違いありません。・・・

Wednesday, December 13, 2006

[廈門・189日] 自行車

・・・この作業用自転車では、サドルに、荷台に金属プレートありです。どれもがしっかりしている。色もいい、図案もいい。こういうものに出逢うとなぜかうれしくなるものです。バチバチと撮影をいたした次第であります。・・・

Tuesday, December 12, 2006

[廈門・188日] 秘密の花園

・・・この鉢植え、全部で三百はくだらないでしょう。それを一週間ごとに変えていくのですから、相当の出費に見えます。さてその花なのですが、今日、秘書嬢二人が、私を誘い、仕事の合間に抜け出し、秘密の花園へと案内してくれました。高い樹木に囲まれた、手入れの行き届いた庭先の小道を木々の間をくぐり抜けると、隣接した広大な土地一面に鉢植えが並べられておりました。・・・

Monday, December 11, 2006

[廈門・187日] 半年も住めば・・・

気がついてみれば今の住まいに移り住んで明日でちょうど半年、住めば都の快適生活が続いておるのです。廈門市の中心とは一寸はずれた、湖畔に近い高層マンション群と戸建ての住宅群があったりする。外国人も多ければその外国人を目当ての乞食も多い。洒落たイタメシ屋があったり珈琲ショップが連なっていたり、その一方で一本大通りから中に入れば市場があって、小さな食い物屋とか自転車や靴の修理店とか身の回りを面倒みてくれている便利な店も多い。適当に賑やかで適当に閑静で、中国の他の地ではなかなか得られそうにない場所なのであります。・・・

Sunday, December 10, 2006

[廈門・186日] ある男の話

同僚の男の話であります。彼は台湾から呼ばれてやってきました。早口で、こちらの人に言わせるといささか奇妙なしゃべり方をするそうです。一寸女性の話し方に似ているといいます。しゃべり方が女性的だから動作もそうかというとこれが違いまして、なかなか男性的なのです。男性的というのは女性に対して積極的だということであります。もちろん妻帯者であります。・・・

Saturday, December 09, 2006

[廈門・185日] カレーパーティー

今日は客を招いてカレーパーティーと相成りました。あまりひとを部屋に呼び込むことがなかったのですが、気を取り直して元気を装う我が老師のたっての希望もあってのことです。そもそもはKTVに出向きカラオケパーティーの予定、しかし本来今日は老師の友人の結婚式だったり、結婚式に参加すると大枚を払わなければならないとか、そのため携帯の電源を切っておこうとか、友人と泊まりがけで泉州に出かけた方がいいかとか、あれこれ策を練っていたらしい。結局私の一言ですべてキャンセル、では我が家になにがしかの友人を呼んで食事会ということになった次第であります。・・・

Friday, December 08, 2006

[廈門・184日] 仕事場

私が所属している会社の本社ビル、開発地区に展開している関連施設の一角、高さ十メートルを超える木々に囲まれた中にある。手入れされた庭園、各所に設けられた監視カメラ、よく教育された保安員たち。この建物、四十メートル角地上三階地下一階建て、その三階に裏ボスが住まわれておいでになるのだ。ビルの中央は二十四メートル角の吹き抜けが設けられ、三階から事務空間すべてが見渡せる。・・・

Thursday, December 07, 2006

[廈門・183日] 戻ってきた笑顔

身近にいる人たちにもいろいろな人生が待ち受けているもので、私の愛する中国語教師も、私が日本に戻っている間にいろいろな出来事を体験していたようなのです。あれこれ問いつめることもなく、それとなく聞くこともなかったものの、目と言葉尻から、あーいろいろなことがあったんだろうなと、心を痛めておりました。・・・

Wednesday, December 06, 2006

[廈門・182日] 気を取り直して中国語練習

随便 (sui3bian4 勝手気ままに) に使いまくっていた私の中国語、こちらに来て使い物にならないのがわかった。今まで友人知人店の女の子、私の中国語を理解してくれていたのだろうかと、思わずうなだれてしまう。ボスにもいわれ、始めた中国語学習、老師に恵まれ、とんとん拍子に進歩したかと思いきや、慣れとは怖ろしいもので、老師も私も甘えがで、しばしば中断することが十月あたりから始まった。とんと教科書は半分からあとに進まない。・・・

Tuesday, December 05, 2006

[廈門・181日] 足下の民俗劇

昨夜、中国語の授業を終え、相変わらず騒がしい老師が去った部屋、それでも外から鉦や太鼓の音。ん?この音は捨て置けないではないかと、どこからやってきているのかと、テラスに出て音の出先を探してみる。マンション敷地内の廟が煌々と照らされ、仮説の演台が設えられ、音はそこからやってきているではないか。飛び降りるようにエレベーターに乗り込み、寒空のなか、境内へと向かった。・・・

Monday, December 04, 2006

[廈門・180日] 移転通知

気がつけば、いや気がついていたものの手がつかなかったblogの更新、ひと月の間を開けてようやっとその気が起きたのであります。何が原因で更新というものが止まってしまうのか、いささか不明瞭でありまして、だからといって理由を探すまでのこともない、まあ続いていけば面白いかと、移転通知の発送を期に一寸。そう今日でアモイ180日目となったのであります。・・・